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北野天満宮の見どころ3選!学問だけじゃないありがたい後利益!!

更新日:

北野天満宮は見どころ!

学問以外にもあるご利益を知れば楽しさ倍増!!

学問の神様である菅原道真が祀られている天満宮の総本社として有名な北野天満宮ですが、見どころはそれだけにとどまりません。
宮内には国宝があり、「星欠けの三光門」というロマンチックな名前の門があり、牛もいれば、宝物殿もあります。
そしてそれぞれに由来や催事があります。

このように北野天満宮は菅原道真を祀るのみならず、京都の歴史および京都の人々に長く寄り添ってきたスポットなのです。
特に京都市に住む私たちにとっては、一言では表すことのできない意味をもった神社です。

今回の記事ではそんな北野天満宮について、歴史、建築および催事を中心に紹介していきます。
この記事を読むことで、「北野天満宮?ああ、菅原道真が祀られているところでしょう?」が「北野天満宮というものはね!国宝の本殿や星だけが刻まれていない三光門を有していて、祀られている菅原道真は7つのご神徳を持つんだ!また一年を通して様々な祭事が行われていて…」に変わります。

北野天満宮

北野天満宮

はじめに北野天満宮の基礎情報をみていきましょう。
イベントの多い北野天満宮では季節によって開閉時間などが変わることもあるため、訪れる際はあらためて確認するようにしてください。

参拝時間・御祈祷
楼門の開閉時間:4~9月:5:00~18:00、10月~3月:5:30~17:30

(※各イベントにより変化することがあります)

社務所・授与所の受付時間:9:00~17:00

(※もみじ苑ライトアップ期間は9:00~20:00)

御祈祷の受付時間:9:00~16:30

 

アクセス
名神高速道路南インター又は東インターより約30分

JR京都駅より市バス50・101系統

JR・地下鉄二条駅より市バス55系統

JR円町駅より203系統

地下鉄今出川駅より市バス51・102・203系統

京阪出町柳駅より市バス102・203系統

京阪三条駅より市バス10系統

阪急大宮駅より市バス55系統

阪急西院駅より市バス203系統

京福電車白梅町駅より徒歩5分

いずれも北野天満宮前下車すぐ

 

駐車場
駐車場開場時間:9:00~17:00

(※毎月25日は、縁日のため駐車不可能)

次に北野天満宮の大まかな地図をみていきましょう。
この記事では、建造物についても解説していくので、どこにどんなものがあるかを大まかに理解しておくと北野天満宮の魅力をスムーズに感じられるはずです。

北野天満宮の地図
引用元:http://kitanotenmangu.or.jp/about_precincts.php

地図下部の「一の鳥居」から北上する形で大まかに説明すると、まずは北野天満宮の正門でもある楼門があり、その手前には梅苑があります。
楼門を貫く参道に沿う場所には宝物殿と社務所がありますね。
そして楼門をくぐってすぐに左折すると絵馬所と庭園があります。

さらに冒頭で触れた三光門があり、それをくぐると本殿に辿り着きます。
また敷地内西側には秋に圧巻の様を見せる史跡御土居・もみじ苑があります。
北野天満宮の主たる施設はこのような感じとなっています。

北野天満宮の由来

北野天満宮の由来

北野天満宮の基礎情報と大まかな地図を説明したところで、次は由来についてみていきます。
菅原道真が祀られているという点は有名ですが、詳しい歴史は意外と知られていません。

北野天満宮の歴史

北野天満宮の歴史を年表の形式でまとめると、以下のようになります。

903年  菅原道真死亡
947年  現在の北野天満宮の基になる社殿が造られた
987年  初めての勅祭が実施された
1444年 黒町幕府の攻撃で天満宮が焼けた
1587年 豊臣秀吉が北野大茶湯を開催した
1871年 北野神社に改名

このように北野天満宮は菅原道真を祀るために建てられています。
菅原道真は社殿の建設の前に亡くなっているため、直接北野天満宮を訪れていたということはないのです。

菅原道真公という人

菅原道真公という人

北野天満宮の歴史がわかったところで、次は菅原道真についてみていきましょう。
菅原道真は845年8月1日に生まれ、903年3月26日に亡くなりました。
ちなみにこの誕生日と死没日は新暦によるものであり、旧暦にすると誕生日が承和12年6月25日で、死没日が延喜3年2月25日となります。

現在、北野天満宮では毎月25日に縁日が開催されていますが、これは菅原道真の誕生日と死没日が共に旧暦の25日であることにちなんでいます。

菅原道真は実に多才な人物であり、学者から右大臣にまでのぼりつめた政治家でありながら、歌人であり、さらには漢詩人でもありました。
このような多様な才能により菅原道真は「平安時代きっての秀才」として評価され、それが現在の学問の神様という地位に繋がっています。

このような菅原道真ですが、信仰の対象となった理由は死後に天変地異が多発したためです。
つまりそれらは菅原道真の祟りであると考えられ、鎮めるために信仰の対象になったのですね。
何とも奇特な評価をされた人物ですが、そのおかげで今の北野天満宮があることを考えると当時から世の中に対する影響は大きかったのでしょう。

菅原道真公のご神徳

菅原道真公のご神徳

以上のようにして信仰の対象となった菅原道真には大きく以下の7つのご神徳があると考えられています。

・農耕の神
・正直・至誠の神
・冤罪を晴らす神
・学問・和歌・連歌の神
・渡唐天神
・芸能の神
・厄除の神

このような様々なご神徳を持つと考えられているのは、菅原道真自身が世の中で多様な才能を発揮したことに由来します。
そして、この多様なご神徳から現在の北野天満宮では一年を通して実に様々な行事が行われているのです。
いかがでしょうか、菅原道真と北野天満宮の真の姿が見えてきましたか?

北野天満宮の見どころ

北野天満宮の見どころ

ここからは北野天満宮の見どころを紹介していきます。
まずは以下の3つの建造物から魅力に迫っていきましょう。

・本殿
・三光門
・なで牛

以下ではそれぞれについて詳しく説明していきます。

国宝に指定されている「本殿」

国宝に指定されている「本殿」

先ほどの地図において、一の鳥居から楼門を抜けて左折し、庭園を左手に見ながら三光門をくぐると正面に本殿があります。
本殿は北野天満宮の中心部であり、菅原道真が祀られている場所となります。
また国宝に指定されてもいます。

本殿と拝殿は石の間という石畳でつながれており、その他にも脇殿や楽の間を有する八棟造という建築様式になります。
現在の建物は度重なる火災を受けて1607年に造営されたもので、安土桃山時代の絢爛な装飾がなされています。

通常は拝殿まで入ることはできませんが、御祈祷を受ける場合のみ拝殿まで入ることができます。
その際は内部の美しい装飾を間近で見ることのできる特別な時間を過ごすことができるのです。

星欠けの「三光門」

星欠けの「三光門」

冒頭でも紹介した「星欠けの三光門」は実にロマンチックな名称を有する中門であり、本殿を訪れる際にくぐるものです。
そもそも「三光」とは、日、月、星を意味する言葉ですが、三光門には日の彫刻と月の彫刻はあるものの、星を示す彫刻や模様は施されておりません。

その理由は、かつての朝廷があった地から北野天満宮を望むと、この三光門の上に北極星が輝いていたからとされています。
つまり門に施された日の彫刻と月の彫刻に、夜空の北極星を合わせて「三光」だったのです。

これほどロマンチックな由来がかつてあったでしょうか!
北野天満宮は中門一つをとっても、実に魅力的で、私たちの心をくすぐりますね。

願いが叶う「なで牛」

願いが叶う「なで牛」

北野天満宮にはいたるところに牛の像が置かれています。
これは菅原道真の使者とされており、「なで牛」の名のとおり撫でることで頭がよくなると伝えられているのです。
そのため受験生から大人気。牛が菅原道真の使者とされていることには以下の3つの説があります。

・菅原道真が丑年生まれであったこと
・菅原道真が亡くなったのが丑の月の丑の日だったこと
・菅原道真の遺体を牛舎で運ぶ途中、牛が伏して動かなくなり、その場で埋葬されたこと

なで牛は北野天満宮内のいたるところに置かれているため、是非とも全てを見つけ出してみてください。
また楼門のすぐ近くには赤い目をしたなで牛がおり、ひときわ高いご利益があるとされています。

祭事にまつわる見どころ

ここまで北野天満宮の魅力を建造物からさぐってきましたが、次は祭事からみていきましょう。
前述したとおり北野天満宮では一年を通して様々な行事が行われています。
今回は宮内にあるスポットとからめる形で祭事を解説します。

菅原道真公が祀られている「文子天満宮」

菅原道真公が祀られている「文子天満宮」

文子天満宮は北門に近い場所にあり、菅原道真が初めて祀られたお社です。
そのためまさに天神信仰の始まりの場所ということができるのです。
かつては西ノ京にありましたが、明治時代に今の場所に遷宮されています。

この文子天満宮では、4月第三日曜日直前の木曜日から第三日曜日にかけて「文子天満宮祭(あやこてんまんぐうさい)」が催されます。
この祭事では、文子天満宮から西ノ京の御旅所まで御輿が通ります。

浄化の火を切り出す「火之御子社」

浄化の火を切り出す「火之御子社」

火之御子社は三光門の近くにありますが、実は947年に北野天満宮の基となる社殿が建造されるよりも前から今の位置にあったものです。
当時から「北野の雷公」として崇められており、雨乞いや豊作祈願が行われていたといいます。

北野天満宮ではこの火之御子社と菅原道真にちなんだ雷除大祭が6月1日に開催され、また12月31日には火之御子社で火打石を使って新しい火をきり出す「鑽火祭(きりびさい)」が行われます。

神輿が奉安される「御旅所」

先ほども出てきた御旅所は北野天満宮の敷地から南西の方角に位置しています。
地図でみると以下のとおりです。

御旅所の地図

御旅所とは、御輿を一時的に鎮座させておく仮宮のことです。
そのため前述した「文子天満宮祭」や10月1日から5日にかけて行われる「ずいき祭」のように御輿を移動させる祭事において利用されます。

国宝を展示「宝物殿」

宝物殿はその名のとおり北野天満宮に奉納された宝物をおさめる建物で、以下のように限定的に開放されています。

宝物殿
宝物殿開館日:1月1日、12月1日、毎月25日、4月10日~5月30日

宝物殿開館時間:9:00~16:00

宝物殿入館料:一般:500円、中高生:300円、こども250円

宝物殿を利用した特別な祭事こそ行われませんが、国宝「北野天神縁起絵巻 承久本」」をはじめとした貴重な文化財を見ることができます。
また宝物殿が開放される毎月25日には、縁日も行われるためあわせて訪れるのがおすすめです。

道真公が愛した梅「梅苑」

道真公が愛した梅「梅苑」

楼門の西側には梅苑があり、以下のとおり開放されます。

開催期間:2月上旬~3月下旬
開催時間:9:00~16:00
入場料(茶菓子付き):大人800円、こども400円
団体割引:30名以上1名割引(但し25日、土・日曜、祝日を除く)
身体障がい者:大人400円、こども300円

境内の中には約50種類約1,500本の梅があり、菅原道真が愛した梅を愛でることができるのです。
北野天満宮というともみじが有名ですが、梅も負けず劣らず素晴らしい光景を見せてくれます。
春の訪れに思いをはせるためにも、是非とも期間中に訪れてほしいものです。

ライトアップもされる「もみじ苑・御土居」

ライトアップもされる「もみじ苑・御土居」

北野天満宮西側にはもみじ苑・御土居があり、ここでは以下の時期に燃えるように赤いもみじを楽しむことができます。

開苑期間:10月下旬~12月上旬
(※紅葉の状況により異なります)
開苑時間:9:00~16:00
ライトアップ期間:11月中旬~12月上旬
ライトアップ時間:日没~20:00
入苑料:大人800円、こども400円
団体割引:30名以上1名割引(ただし土日、祝日、25日を除く)

北野天満宮のもみじは京都を代表する紅葉の一つに数えられ、視界を埋め尽くすほどの真っ赤な色彩は一生心に残ります。
また11月下旬からはライトアップもなされるため、紅葉と光が形成する幻想的な空間を楽しむことができます。
それこそ今は亡き菅原道真が見にきてもおかしくないような素晴らしい光景です。

まとめ

まとめ

いかがだったでしょうか、今回は北野天満宮の歴史、建築および催事を紹介しました。
同宮について漠然と菅原道真が祀られていると考えていた人には目からうろこが落ちるような内容もあったのではないでしょうか。

今から1,000年以上前に生きていた菅原道真が7つのご神徳と共に現在も人々に親しまれているのは非常に素敵なことです。
さらに北野天満宮では、京都の一年を肌で感じられる様々な祭事が行われており、同宮が今でも人々の生活の中にあることをうかがわせます。

このように長きにわたって人々に愛されてきた北野天満宮を訪れた際は、是非とも建築の細部に目を凝らし。
歴史的な意義とからめて祭事を体験してみてください。
そうすることで、あなたにとって北野天満宮はなくてはならない場所へと変貌していくはずです。

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